経団連グローバルスカラーシップ

留学前準備に関する記事に引き続き、今回は奨学金についてお伝えしたいと思います。

ちなみにすでに2020年度の奨学生選考が開始されているんですね。

詳細は経団連グローバルスカラシップのサイトで確認していただければと思うのですが、

私なりにこの奨学金の良いところ、応募した理由について書きます。

①選考方法が他の奨学金に比べて比較的簡単

この表現だと少々誤解を生んでしまうかもしれないので少し説明を加えます。

実はトビタテ留学JAPAN に応募しようか検討もしていました。ですが、応募するためにかける時間と選考に通過できる可能性を考慮すると、トビタテ の場合、志望動機、渡航先での計画等あらかじめ細かく決まっていないと書くことができない、書類審査が通ったとしてもその後の選考で東京に数日間行かなければならないことから、

自身が他大学の大学院受験と卒論を控えていたので時間的にも厳しいと判断しました。

決してトビタテ を否定している訳ではありません。むしろ資金面ではトビタテ の方がかなり条件が良いです。さらに留学を控える他の学生との交流やサポートも充実していると思います。(これは私がトビタテ の奨学金を受給した友人から聞いた話の感想です)

その点において、経団連の奨学金は最初にWeb登録で自身の長所や短所を簡潔に書く、というように時間的にも負担が少ないと思います。

②応募最終要件(語学/ GPA)の壁が比較的容易

最終的には語学要件を満たす必要があります。(書類審査や個人面接の時点で語学要件を満たしていなくても大丈夫です)

GPAが2.0以上, TOEFL iBT61点 or IELTS 5.0以上であれば合格です。

GPAは奨学金を応募する時点でどうにかできる問題ではない、ある意味重要なところです。特に留学を検討する学生の多くは学部3~4年だとすると、大学入学から時間が経ち、だらけてしまってGPAが良くない、なんてことはよくある話です。私も大学2年後半でGPAが2.0を切ってしまうほどだらけていました。

語学に関して、よくTOEFLとIELTSどっちが良い?という質問、そしてその質問に答えたWebサイトが存在しますが、

経団連の要件を満たす、ということだけで考えればどちらでも良いと思います。

TOEFL iBT 61点、IELTS 5.0という数字は大学受験を乗り越えた学生ならこの目標到達は難しくないはずだと私は思います。(私が初めて両方受験してみた時で既にTOEFL 62, IELTS 5.5でした)

ただ、ここで一点注意したいことは、

この語学要件は海外の大学の語学要件を全く満たしていない、十分ではない、ということです。私はIELTS派なのでIELTS基準で言うと、留学するには最低でもIELTSS6.0~6.5はないと厳しいです。

経団連の語学要件は満たしているけど留学先の語学要件を満たしていなくて留学できない、なんてことにならないように注意していただきたい。