留学後の心境の変化
12月に突入しますね。そう、12月中旬は自身がカナダに向けて日本を発った時期です。なのでちょうど1年が経ってしまったわけです。
この時期はビザの申請がちゃんと出来ているか、現地の保険への加入をどうしようか、など確認することが多すぎて大変でした。
今回、そんな留学開始から1周年、という節目。そこで留学を通じて心境がどのように変わったか、という話題で改めて留学をして良かった点を書きたいと思います。
まず心境の変化について。具体的に何がどう変化したかというと、
①進路の大幅な変更
②現状の自分と日本やばい、という焦り
③ ①&②の理由より生活習慣の変化
①ですが、
留学前の進路: 修士号取得後は就職
留学後:海外でPhDを取得したい (or 日本の博士課程に進学し海外で研究をする)
正直今の日本では博士号を取得した人をちゃんと評価出来ていない、取得のメリットが少ないわけか博士進学する人が少ないように思います。
海外でも日本の多くの学生が進むであろう、学士を取得したあとそのまま就職する学生、修士号取得後就職する人がいて様々です。ですが日本と大きく違うなと感じたのは博士まで進学してでも勉強したい、という意欲、圧倒的なモチベーションです。かつ、日本では学部から院生に上がる際に大体は学部時代に学んだ内容、学部と同じ分野で大学院でも研究に励むかと思いますが、
海外では、それともカナダは、と言った方がいいのでしょうか、学部時代の専門分野と異なる専攻で大学院に進学する人が結構います。例えば、学部の時は文系だったけど大学院では理系に変えたよ、って友人もいたりします。
そんな背景もあり、博士課程に進むことを敬遠する雰囲気はありません。
というわけで海外でPhDを取得したいと思います。
② もっと英語を、特にSpeakingの訓練をしなければと思いました。もちろん、カナダでは日常会話は大分スムーズに話せるようになり、少し深いった話にも自分の意見を伝えられるようにはなりました。しかし、学会等の公の場でのプレゼンとCoffee Time (発表間の休憩時間)で全く会話についていけない自分がとても情けなく感じました。
プレゼンは正直練習さえすれば、あとは場数を踏んで独特の雰囲気に慣れれば克服できると私は思います。なぜなら、前もって準備ができるからです。
しかし、Coffee Breakやプレゼン最後にある質問タイムは別です。
これは準備も予測も不可能、本当のSpeaking力が問われてしまう。
この時間をENJOYするためには、日頃から英語を話す習慣をつけていないといつまで経っても話せない、会話の輪に入れない。
自身は群れるのが好きではないので、同じ国どうしで固まることはほとんどないですが、逆にポツンっと1人ぼっちになります泣。
「仲間に入れて〜」と他のコミュニティーに積極的に入っていけるようになりたい。
③
①で海外進学を決意したので再度IELTSを受け直しました。結果はまだ来ていないですが博士の取得にはもう一度修士からやり直さなければならない、ということで、そのボーダーギリギリのIELTSのOverallで7.0or 7.5 (これは学校と学部や専攻によって異なる)取得を目指しています。
加えて、後にGREを受験するので単語をひたすら覚えています。GREはアメリカの大学院出願の際に必要になります。この単語がかなり厄介です、「いつ使うんだこの単語は」のオンパレードです笑。
②の焦りから、日本の大学での授業ではPresentationとDiscussionのクラス、合わせて3つを聴講しています。
留学前は学部生と一緒に授業受けるのを躊躇していたのですが、留学後はそんなこと関係ない、必要なら授業を取ればよい、と思うようになったので他の分野の大学院生や学部生と一緒にひたすら話す訓練をしています。
大学院は自身のデスクが与えられ、自然とラボに籠るようになって外部との接点が少なくなりがちですが、この週に3回あるSpeakingの授業は良いリフレッシュになります。
他に変わったことと言えば、毎日運動するようにしたことです。
一週間に30km~35km走る、という目標を定め、「あともう一踏ん張り」が研究でも発揮されるようになった気がします(これはあくまで個人の主観)。
海外の学生は夜遅くまで勉強している、ということを聞くかもしれません。日本の学生も夜遅くまで勉強しよう、なんてことは言いません、なぜならそんな意識で継続できるはずがないからです。
ですが海の向こうで今も必死に勉強している友人がいる、学生がたくさんいる、と思うともう少し作業を進めてから帰宅しよう、このままではいけない、と思うようになります。
というわけで、
以上のような意識の変化を与えてくれた留学、
改めて留学して良かったと思います。
次の記事では病院についてです笑。留学生活でかなりお世話になりました。
体調不良、怪我で困った!っというときに、どうすれば良いか、というような情報が少ないと感じたのでバンクーバーの病院事情について記事にしていきたいと考えてます。