VIRSとは
VIRSとは”Visiting International Research Student”の略で、私はVIRSとしてUBCに滞在していました。VIRSとは一体何なのかを記事にしました。
UBCのHPでもVIRSについて説明がされているので、そこで確認するのが一番信頼のある情報ではありますが(UBCのVIRSページに飛ぶ)、
私なりにVIRSについて簡単に良い点とちょっと困った点をあげてみます。
まずはGood Points!
① 参加費用が$400
これはVIRSとしてUBCに在籍する場合の参加費用のようなもので、期間に関わらず(半年でも1年でも)$400です。(保険等の費用は別)
ちなみに、交換留学は日本の所属先大学に学費を払っていれば留学先での授業料免除かつ取得単位互換が可能な制度です。授業の単位を取りたい、学位を取得したい、ということでなければ参加費用として安いと思います。
私はとりあえず半年間在籍する約束(1月から6月)で教授とやり取りをしていました。ですがもっと長くカナダに滞在したいと思い、延長して8月まで在籍しました。その際は延長の書類手続きをする必要がありますが、費用を追加で支払う必要はありません。
なので所属先研究室が決まりさえすればVIRSでアプライできる、言い換えれば大学院生だけでなく社会人も挑戦できます。ただ、この所属先研究室との交渉が一番大変だと思います。
研究室に空きがあるかどうか、自身の研究内容やUBCでやりたいことが研究室に合っているか、OKをもらうために下調べや連絡を取る必要があります。交換留学ではないので大学がUBCと協定がなくても挑戦はできますが、私が所属する日本の大学が協定を持っていたからこそスムーズにやり取りができたと感じます。(研究室のメンバーのほとんどは、研究室とコネクションがあるところから来た人がほとんどでした)
誰でも挑戦できます、ということで間違えて解釈されそうなので最後に念を押すと、教授とのやり取りやUBCの留学窓口との連絡は簡単なものではありません。UBC側は世界中からそうした学生とやり取りをするので、安易なメールではスルーされますし、返信はすぐにきません。
脅しっぽくなってしまいましたが、とりあえずgive it a shot !
② 語学要件がない
基本的にTOEFLやIELTSの語学要件はありません。
なので所属先研究室が決まれば留学ができることになりますが、留学前からそうした英語の試験を受けて自身の語学力を把握し、英語を鍛えておくのは当たり前、ということであえて英語要件を提示していないのだ、と私は解釈しています。
語学要件があると、留学直前まで満たせず留学ができない、なんて例がありますが、語学要件がないので留学中に英語を鍛えることができる、というメリットがあります。
もちろん、研究生ということで、英語はある程度話せるようにしておくことに越したことはありませんので、留学前は語学要件があると思って必死に勉強することをお勧めします笑
Negative points…
① 授業の履修は基本的には不可
少し前に授業の様子を記事にしましたが、VIRSは授業参加が認められていません。
なので興味のある授業へ参加したい場合は個人的に授業の担当の先生と交渉します。直接お願いしてOKの返信をいただける(聴講生としての参加)授業もあれば返答無しということもあります。返答がない授業に、どうしても参加したいな、という場合は所属先研究室の教授を通してお願いすると応答があります。(実習系の授業はどうしても認められないこともありますが)
② U-Passが使えない
まずU-Passとは何か。
U-PassはVancouverでバスや電車を利用する際の、日本で言う「定期」のようなものです。
研究留学生として研究に邁進することも大切ですが、折角の海外生活なのでどこか出掛けて見聞を広げることも重要です。
休日は必ず運動しに出掛けていたのでU-Pass申請ができないことは残念でした。
そんなにバスや電車を利用することってあるの?と思うかもしれませんが、大学内ですら広いので買い物をしたい時に気軽にバスが利用出来たらな、と私は毎回思っていました。(なので買い物は徒歩で毎回往復で3kmくらいを歩いてました)
ちなみに大学内では道にレンタル自転車が置いてあるので(確か自転車にバーコードがあり、それをスマホで読み取って電子決済を行うと1時間乗り放題?みたいなサービス)、それを利用してもよかったのかもしれません(私は運動のためUBC滞在中は一度も利用しませんでした笑)
という訳で、少し長くなりましたが、VIRSとして滞在をしていて感じた良い点と困った点でした。