大学院生の日常・授業風景

帰国して逆カルチャーショックに苦しんでいます。

まあそれは置いといて、UBCでの生活ってどんな感じなのか、今回は簡単に時間割でまとめてみました。

授業は主に3つ聴講し、単位は取得しない、いわゆる聴講生として出席していました。(なぜ単位を取得できなかったのか、についてはこちらの記事。)

Googleカレンダーを使って編集しました(画像スケジュールはWinter term 2, 1月から4月までのもの)

1つめ(Greenのところ)は「Urban Forest Inventory」(学部生対象)

学部生1~2年対象の授業。といってもこれは授業レベルの目安として設定されているので大学院生や社会人も参加しています。レクチャーよりも、フィールドワークとグループワークベースの授業で、時々行政で活躍している人や大学院生が登壇し、この授業で学んだことが社会で実際にどう活かされているのか、課題は何か、といった話を聞くことがができます。

フィールドワークはグループごとにUBCキャンパス内にある街路樹の樹高やDBHを測ったり・・・カナダの木は樹高が高すぎて首が痛くなります。

私が学部生の時にもすでに学んだことだった&グループのメンバーに助けられながら楽しく授業を受けていました。不思議なことに、授業に参加するのが嫌だな、というような気持ちにならなかったです。一週間のまとめとしてkahootを使ったゲーム形式の復習もあります。

2つめ(Pinkのところ)は「Introduction to Urban Design」(学部生対象)

この授業はレクチャーベース、時々グループワーク、フィールドワークや行政で働く人の登壇するなどアクティビティがたくさんありました。

日本のUrban Planningや伝統的な日本庭園なども授業で登場し、今まで神社や寺を通学路(しかもショートカットルート)として利用していた自分がどんなにありがたい道を通って大学に通学していたか痛感しました(笑)

授業風景
たまにバスに乗って実際に現地訪問をしたりする

3つめ(紫のところ)「Presentation Class」(大学院生対象)

これは名前そのまま、プレゼンの授業。毎回2~3人が自身の研究に関するプレゼンをします。私も発表しました。プレゼンを聴いている人は評価シートを使ってプレゼンの評価を各項目10段階で評価し(声量、アイコンタクトなど)、良かったand改善点を記入します。

また、発表が終わると聴いていた学生が良かった点、改善点、研究に関する質問をしまくります!

印象的だったのは、「改善点」に関して。この授業では決して「悪かった点」と言ってはいけないこと。悪かった点、とするよりは「改善点」と言う方がポジティブに次に繋げようって気持ちになるよね、ということで”good and bad point”でなく”good point and improvement”とするのが決まりなんです。

自身のプレゼンはボロボロで、特にアイコンタクトができなかったのですが(あ〜〜怖い)そんなimprovementまみれの私からgood pointを少しでも見つけ出そうとするクラスメイトの優しさに泣きそうになりました。本当にありがとう。

月曜日のBlueのところはWriting Class(大学院生対象)で聴講登録をしなくても聴講できるものでお忍びで参加していた授業です。(お忍び公認のため資料はいつも多めに用意されている)

この授業は論文の書き方、その上での注意点を実際に論文を抜粋して紹介しながた進めていきます。日本人が書く英語の論文は日本人にとっては読みやすい反面、英語圏の人からの視点はどういったものか(まわりくどい、とか笑)を学びました。

写真のように小保方さんのstap細胞のことも話題にあがりました。本当にあったのでしょうか・・・。

空白のところは自身の研究time、もしくは自由です。ちょっとハイキングに行ったり、ショッピングをしたり・・、時間の使い方は自身の自由、責任です。